Witch With Wit-*

2019.09.13

2018/9/5のラノベ夢。ラノベ夢というにはちょっと年が行ってて、オレンジ文庫とかL文庫とかそんな感じだったけど。

25才くらいの幼なじみ三人組がいる。男性のうち片方は金融関係のお堅い仕事をしているが、もう片方は10代終わりに余命宣告を受けてから自堕落な生活をしていた。
紅一点の子はそれを呆れつつも心配して、堅実なほうの男子と一緒にあれこれと様子見に行っていた立場。しばらく前に自堕落な彼の病気は奇跡的に快癒したが、余命宣告の前後で受けた心の傷(周囲の態度とか)が大きく、また、生き方も改められないと本人は言っていた。大学だけはなんとか出たが。

ここまで前提。

ところがある日、自堕落君は堅実君のところを訪れ、自分が認知を迫られている五人の子供に養育費を支払いたい、と言い出したのでみんな仰天する。なんでも、ちゃんと就職も決めてきたそうな。だが、全員に養育費を支払うと当然給料はすっからかんになる。一体どうした。

真面目になった、と喜んでいいのか、ついに壊れた、と受け止めればいいのか、困惑する両親。(当たり前だ)
とりあえず、堅実君の伝手でそういう問題に詳しいという弁護士に会うことになる。
元・自堕落君だけでは何かと不安なので付き添う紅一点さん。たまたま仕事休みだった。(あと一応、法律関係の勉強もしたことがある)

さて、弁護士さんは50才くらいの、落ち着きのある黒柳徹子(ムジュン)みたいな人だった。
あらあらまあまあ、と話を整理し、紅一点さんが持参した、子供たちの生年月日や母親たちが彼と寝たと言う日のメモなどを手掛かりに話を整理してくれる。
そうすると、(紅一点ちゃんも思ってたことだが、)日付に何か作為を感じる。しかも自堕落君本人によく話を聞くと、その日の記憶が曖昧だったり、子供たちとの面会はおろか、写真ですら1人も見ていないらしい。

「慎重になさいな、あなた」
いまいちぴんときていないような彼、よく言ってくれた! と拳を握る紅一点さん。

「にしてもあなた、どうしてこんなに頑張ろうと思ったのかしら? 大変でしょう急に」と弁護士さんに水を向けられた自堕落君、なんと、これまで親や幼なじみ達にも言わなかった驚きの告白をする。

「……その、幸せになってほしい大切な人ができて、今さら振り向いてもらえないとは思うけど、でも責任だけは果たせる大人じゃなきゃなって」

……それを聞いた紅一点さん、あらー運命の出会いがあったのねー、愛ねー、でも最近こいつと知り合った女の人なんていたっけ? と首を傾げている……と、幼なじみ君は自分の方をちらっ、ちらっと窺っている。「?」
目が合うなり、さっと顔を逸らされ首筋まで真っ赤に。……はぁ!?
あたしかあ!?!?

一部始終を見ていた弁護士さん、このあとバイキングでランチなの、良かったらどう? と二人を誘う。
男の子に荷物番をさせ、紅一点ちゃんと料理を取りに立ちながらアドバイス。
「迷惑だったら自分のことだけ考えて断っていいのよ。彼、脇がというか全体的に甘すぎるし」
「知ってます……」
「あなたの方にもちゃんと、情だけじゃなくて気持ちがあるなら止めないけれど……」
「……実は、病気になる前、いいとこまで行ってたんですよね……その後の堕落っぷりを見てて当然冷めたと思ってたんだけど……でも、彼氏作れなかったし、そうなのかなあ……でもやっぱ、本人が言うとおり、今さらもいーとこですしねえ……」
悩む横でにこにこしてる弁護士さん。

→というところで目が覚めた。

すげー面白かった。
頑張れ紅一点ちゃん! 味方は多いぞ!! とりあえず堅実君に相談だ!(笑)

……あと。
DNA検査もさることながら性感染症の検査はさせろよ、と目が覚めて真っ先に思ったよね。

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