Witch With Wit-*

2017.01.22

初夢はご覧になりましたか? 私は見てませんが、今日、昼寝していて見た夢の話。
前々から時々見る、自分が登場人物じゃない、ドラマチックっていうか凝ったストーリーの、時々ちゃちかったりギャグテイストだったりツッコミどころ満載だったり(夢だからな……)するのをこう呼んでます。『ラノベ夢』。
いやだってラノベっぽいんだもんよ……巫女姫様とお付きの方の転生とか出てきたり、大正浪漫な超能力宇宙戦とか、あとゲーム世界とか魔法学校とか。
ご無沙汰だったそれを久々に見たんですが、恋愛もので若干エロかった。というわけで以下そのストーリー。

現代人の少年が、とある魔法の剣を手に入れて戦うために、人の住んでいない洋館にやってきて、そこに残されている器物の精霊(人為的洋風つくも神だな……)にやがて認められ、魔法の剣の精霊(洋風女の子刀剣男士だな……)の主になる、と。
男の子は魔法使いの修行もしたことがあり、それなりに体も鍛えているが、まだ魔剣を十分に操れる域には達していない。んで、彼よりいくつか年上の姿をしてる女の子剣精霊が、身体を重ねればマスターに完全なる力をお貸しできます、っていうんだけど君をそんな風に見たくないからって断った。
でも魔剣の精霊としては、自分を作った魔術師にあらかじめ組み込まれた機能だからそれを使ってくれないことは悲しいし、器物にとっては当然なのでみたいなこと言ったら、少年の方が、この精霊は製作者と「そういう関係」だったのかと誤解してこじれる。実際は製作者は付与魔術専門で剣を振るう立場じゃなかったからこの子は純潔(?)なんだけども。
ぎくしゃくしつつも戦いを続けるうちに、剣精霊の方が「この方は私を人間の女の子のように扱ってくれてるのか」って理解して、やがて誤解も解け、自然と距離が縮まっていき、まだ半分「お役目だから」という言い訳が付きつつも二人(?)は結ばれ、敵とも戦いやすくなる。
しかしそこに、先輩であるアラサー男子百戦錬磨魔術師がしゃしゃり出てきて、魔剣と女の子が(そういう意味でも百戦錬磨な先輩にそっちの意味でも)狙われたりもするようになる。
けれども女の子精霊が「マスターがいいです」と宣言したりして、少年(このころにはもう「元少年」)と心も深く結ばれるように。

そんなこんなで十数年後、戦わなくてよくなった35歳の魔剣使いは魔法界のツテで就職するのだが(……)、魔剣の女の子も、最初に会った年の差のまま同じ職場に人間のように存在することに。周りの記憶を改竄して「アラフォーのお局様」として君臨してるのだが、それに対して中途採用な形の彼女のマスターの方は頭の回転もいいし顔も悪くないしで、今時35歳だと引く手あまたになって元魔剣の女の子気が気じゃない。
でもついに倉庫で押し倒されることに成功する。
そして見つかる。
他の女子社員「えっ、ふたりそういう関係だったんですか」
元魔剣「違うのこれはっ……」
元少年「まあね、だいぶ前から」
「「えっ」」
ひとしきり騒がれた後、家族は魔法と関わりがないという元少年が彼女を助け起こしながら「週末、挨拶に来る?」
どきどきしながらご飯を囲んで昔彼の部屋だったという和室におふとん二組並べて一言
「人間みたいですね……」
「まあ今じゃほとんど人間だしね」
「……あの、それならマスター……いえ、旦那様。お願いがあるんですけど」
「うわ君からお願いとかめちゃくちゃ嬉しい。なに?」
「……子供、産んでみたいと思ってたんです。でも、この年だとあんまり時間がないみたいだから、あの、がんばって、くださいね?(赤面)」
このあと滅茶苦茶(略)

……エロいというか、終盤やけに所帯じみた夢でしたな……(笑)

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