Witch With Wit-*

Capriccio #3 Devil Inside

2016.06.14

というわけで#2の解決編です。

そもそも本編を書いた時点で、「アルヴィンはキアッキがドロシーに媚薬を使わせようとしたことを認識しているにもかかわらず、ドロシーから自分への好意について可能性すら思い至ってないよね」という話がありまして(笑)。
ヘザーさんは単純に(自分の気持ちにすら土壇場まで気づかない)鈍感さんな普通の女の子なのですが、アルヴィンは聡いけど自分への好意を勘定に入れ(られ)ないたちなんですよね。
多分この状況以外で突きつけられたら、それはもう大混乱に陥ったんじゃないでしょうか。今回は目の前でヘザーがむくれてるのであんな感じになりましたが、我に返ってからかなり落ち込みそうな気はします。……ヘザーさん、ケアしてあげてね。
あと、舞い上がってバカになってるところを書いておきたかったです(←ひどい)(本編#26ではもう落ち着いてます。致してるときの口調も常体に固定されてますし。この辺の話もそのうち書きたいですね)

タイトルはUtadaからいただきました。「Devil」が「Jealous Angel」とイコールであるのは、あっそうかキリスト教文化圏! と手を打ったのを覚えています。
でも恋人が自分に素直にやきもちをぶつけてくれるのって幸せなんじゃないでしょうか。
アルヴィンもヘザーも、セルディックの宗教からしたら「悪魔」なんですよね(笑)
#2での行為の描写を(ねっとり書いたら心を折ると思ったので)あっさりにした代わりに、こちらでフラストレーションを発散するかのように書きましたが、そのへんもお楽しみくださると幸いです(笑)。
そして、「どこでそんなこと覚えてきたの」と「なんでそんなに俺のツボ押さえてるの」というのは、幼なじみものの外せないポイントだと思います。(握り拳)

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