『花よ、私と踊りましょう』について。
オフィシャルな経緯や狙いは第一章の説明やそこからリンクしてある元のサイトに書いてあるからいいとして、
こちらではこれまでどこかで書いたかどうかかすら定かではない個人的な小ネタをつぶやいていこうと思います。
ちょうど十年ぐらい前、私は『真ん中が書けない病』に罹っておりまして、
小説でもゲームシナリオでも、それっぽいオープニングと余韻の残るエンディングだけは用意できるのですが、
肝心の事件や犯人、『転』や『破』にあたる部分をまったく作ることができませんでした。
いや今でも苦手なのですが、当時は本当に一文字も書けなかったんだ……。
そんなわけで私のある程度以上の長さの書き物というと、中高時代に印刷して回覧してたものぐらいだったのですが
これをなんとか打破したい、一度どんな助けを借りてもいいから綺麗に盛り上がって着地するお話を作り上げたい
という望みが私に筆を執らせた一番の理由だったかもしれません。
まぁそんなわけで事件や敵は大幅に他のキャラクターのプレイヤーさんのお知恵をお借りしております。
『Apple and Cinnamon』の通称真田丸組と半分被ってるのは内緒だ。
また、サイトで言っている通り自分のキャラ『リージャ』を掘り下げてみせたいというのも大きかったのですが、
実は登場人物の中で、一番台詞が難しかったのが彼でした……orz。
他の人のキャラ<オリキャラ<自キャラの順で手こずった。なんでみんなのキャラは書けるんだ、二次創作書けないマンなのに。何故だ。
そんな謎もあったりしましたが、無事完成させ、次なる長編は6年後?の『Caprice』となるのですが
実はCapriceは『花』の脇役のとあるキャラの命題をひねくり回していたらできたお話だったりします。
なんかいつもそんな作り方してる気がする。
……そのお話はまた終盤にでも。
ともあれ、“今のところ最高傑作”(何せめっちゃ下読みして貰ったからな)”だけど合作”の
『花よ、私と踊りましょう』
お楽しみいただけると幸いです。