Witch With Wit-*

恋(i)

2016.12.26

新作閲覧ありがとうございます。
実は当初24日中にアップしようとしておりまして、そのせいで1ページ目だけで投稿したのですが、結局日付変更線はまたいでしまいまして。
そんなわけで意味もなく二度に分けて更新しております。
キャプションが長くなっている(タイトルについて言及がある)ほうをご覧になったかたは大丈夫なのですが、そうじゃなかったかた、二ページほど増えておりますので、お手数ですがそちらも合わせてご覧いただけると幸いです。

また、これもキャプションやピクログに書き損ねていたのですが、今回の内容は結局、改稿中の設定に準拠して公開しました。マルクスが若い方な。
やつが若くなると、結婚を申し込んでいなかった理由が、「出世して認められてからにするため」にシフトしているので今回の内容は結構本編より一本気になっております(なおオリジナル版では「これ以上大臣家に王家に近い血を入れるのは難しかった」という理由でした。本文に書けよ)。
後半は鋭意書いてる途中ですが、これらも本文共々、年明けには一度非公開になる予定ですので、お早めに。再公開の際は、本文に組み込まれることになると思います。

……というお知らせだけでは何なので、以下、私のアーキタイプの話。
無駄に長いので、お暇な時にでもどーぞです。

世の中にはいろんなパターンで創作をされる方がいらっしゃいますが、私の場合、例外もあるものの、最も多い作り方は「小学校三年生の時に考えた話とキャラが元になっている」であります。
その話というのは、当時漫画をほとんど読んだことがなかったので、アニメや特撮(東映不思議コメディー)と、あと今にして思えば「ファンタジー」の一種だったなと思われるハードカバーの児童書(「ちびっこカムのぼうけん」とか「龍の子太郎」とか「はなはなみんみ物語」とか……際限がないのでこのへんで)の影響をブレンドしたようなもので、世界観はローファンタジー。キャラクターは、クラスにいる子たちを自由にモデルにして。キャラが濃いのはそのままで、あの子のあの部分とこの子のこの部分をくっつけたキャラをここに配置する、とか。
んでその語り部役として置いたキャラの正体が、前世が魔女だったちょっと浮いてる子で、その流れで前世として魔法の世界を考えて、その前世のキャラをシミュレーションゲームのプレイヤーキャラとかTRPG始めたときに流用して、そのキャラがこういうシチュエーションにいたらどうかなとかこういう世界観ならどうかなとかなんかエターナルチャンピオンみたいな感じになってってるうちに「弟弟子をもてあそんでるおねーさん魔女ってポジションだったらどうかな」と……

はい、ヘザーさんですね。なんか最初から最後まで『魔女』というキーワードだけは消えなかった。

しかし全然最初のキャラの面影はないです(笑)。敢えて言うなら、外面的にはセルディック、内面的にはマルクスに似ていたような気がする(結局面倒くさいキャラですな)。
相手役であるところのアルヴィンはクラスメイトをモデルにしてないぽっと出キャラなんですけどね……。もし『魔女の相手役』というキーワードだけを追うなら、それこそ『人生初のオリキャラ』だったやつに帰結しそうですね。

ちなみに最初に考えてたローファンタジーは、数年練って、解禁された漫画やアニメの影響も入ってくるのですが、だいたい以下のような話。
地方都市の小学校高学年とか中学生ぐらいの子のところに『魔女のお供』を自称するぬいぐるみのよーな生き物がぽつぽつ現れて、前述の語り部役の子も含め同時多発的にご町内に魔女が爆誕(男の子も混じってます)。なお魔女になる条件は、『強い願いがあること』『お供キャラの願いを叶えること』『鮮やかな色の宝玉を持っている/見つけること』でして、ただその『願い』は互いに競合してる場合もあって、赤い宝玉を持ってる子が気づいちゃうんですよね。あ、これ、他の魔女っ子倒せばあたしだけが願い叶えてもらえるんじゃない? 的な。
んでその子のお供が『白の魔女』に敵意燃やしてて、それは前世で白の魔女がその妖精さんの仲間たちを絶滅させたとかそういう理由だったんですが、だんだんそれらの記憶が改竄されてることが明らかになってきて……誰が何の目的で? というか、この魔女ごっこの目的は何で、誰が仕組んでいることなのか? ということを語り部役の子が探るうちに『魔女の資格』であるかと思われていたはずの宝玉に『魂を保護して転生を行うもの』という役割があったことが明らかになり、魔女ごっこは余録であるとわかってきつつ……そこには前世で『白の魔女』であった語り部役の子が願ったこと、誰にも思い出して欲しくなかったこと、塗り替えたかった関係性、絶対に繰り返すべきではなかった悲劇が隠されていま。した。
みたいな話でした。宝玉とか実は悲劇が……みたいなくだりは「セーラームーン」や「レイアース」、「聖伝」などの影響が見て取れますね。

で、今でもきっちり覚えていて、時々虫干ししているこのプロットなのですが。いわゆる平成ライダーも戦う魔法少女ものもバトルロワイヤルものもなかった頃に考えたにしては……その。きょうび発表するにはすっかり勇気の必要なネタになってしまいましたね(笑)。

つまり、その。
先日、まどマギを一話から劇場版まで見せていただく機会が……あり……まして……。(笑)←オチ

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