Apple and Cinnamonのラストでネタバレしている内容ってCapriceでは23話(場面的には25話)にあたるので、この更新ペースだと同時公開ぐらいかな、と思っていたのになんだか火がついて外伝の後半一気に書き切ってしまいました。
ゆえにCaprice本編はまだ後半が始まったばかりで、ひとえに書き手の内心でだけタイムラグが起きてます(笑)。こちらが進んだら、本編を踏まえた裏話もいくつか記していこうかと思います。
さて、前回更新した#12 Mysterious Eyes。
ヘザーさんの甥っ子、名前はあとで出てくるチャーリー君、何歳なんでしょうね彼……。中身は相当あどけないようですが木に登るなど身体能力は高いようで。
しかしタイトルは地の文ではベアトリクスになぞらえてますが、アルヴィンに助けを求めたのがシルフ(風の妖精)ってことは、つまりこれ、チャーリーも妖精見える子で一緒に木登りしてたんですよね。そのへん本編では一文字も触れてないんですが(笑)
本文では一切回収しない裏設定でしたが、そのうちいろいろ膨らむかもですなー。
#13 プレイ・ボール。原曲は宇多田ヒカルで、夏と野球を絡めた詞を書いてスタッフに「ああ、この時期ですもんね」って言われたけど日本文化にそこまでどっぷりじゃないから気づかなかったよ!、みたいなことをアルバム(DEEP RIVER)発売時に言ってたんですが、私も「ついでだから大会期間中にアップできるかな?」と思っていたら、決勝、何日か前に終わってましたね残念(笑)
ビジュアル強めな歌詞で好きです。しかしまあ、実際攻勢に出られるのはアルヴィンではないし、花火デートでも行ったらアルヴィン、横の人に釘付けで花火とかぜんぜん頭に入らないんだろうな、とか思います(笑)。
……いやどうだろう。九回の裏にはなんとか、がんばっていただきたいところ。
まぁ、タグには入れてないんですが、アルヴィンのある一方向への徹底的なへたれっぷりをお楽しみいただければ幸いです。
以下はR-18についての言及なのでちょいと畳みます。(ここをクリック)
#14 メルト。前半Passionを読んでくださったうちの一人が「アルヴィン君、こういう時はちょっとSなんだな」って言うてはった影響でこんなことになってしまったんですが、その当人をして「おまえ、どうした!?」と言わしめた一章であります。というか奴は、言うべきことを言えないで要らんことを言う奴なので、ことこの場においてはそれが言葉責め(笑)という形に結実したのではないかと……。また男性陣の数名からはこの章の描写について愛がないと顰蹙を買ったり(笑)もしたのですが、さて、愛の有無、いかが見えますでしょうか?(笑)
ごく個人的にはですな。Capriceとその外伝は私の萌えしか詰めていないので、Devil Insideと同様、幼なじみものの王道っていうかべったべたな奴を書いたつもりだったんですけれども。1ジャンルですよこれもうほんと。
それはともかく。このあたりは読み手の性別、というかこれまで触れた作品の傾向によって評価が変わったりするんでしょうか? ということが少々気になってはいるのですが(笑)
繰り返しになってしまいますが、本当に、アルヴィンのある一つの結論を出すことからの徹底的な回避ムーブをお楽しみいただくお話だよねこれ、と思っております作者でありました。